英語も喋れないけど勢いで海外に旅に出てみた美容師のブログ

意外と知らずにやっちゃってる?外国人への英語&日本語の失礼な言動

time 2017/05/25 refresh 2020/10/15

このブログでは、外国人に対する接し方だったりいろいろと記事にしてきましたが、日本人の私たちが結構知らずにやってしまっている外国人に対する失礼な言動のお話です。

もしかしたらそれ、失礼になるんじゃないの?というか実際に失礼と言われたことまで集めてみました。

日本在住の海外の方に、日本の独自な文化を聞きたい気持ちもわかりますが、聞かれた側はどう思うのか、国際結婚歴5年の僕がそこに焦点をあててみたいと思います。

日本人の知人や友人と一緒にいると、よく言われていたので知らずにあなたも言ってる、やってるパターンがあるかもしれませんね。

もちろん話題作りや共通点だったり、興味本位だったり、または親切心でよかれと思って聞いてることがほとんどだと思います。

英語や日本語、どちらの言語でも、もしかしたら失礼にあたるのかもしれない…そんなことが知らずに起きてるかもしれません。

自分の普通で当たり前なことや親切心、日本の常識は、他国の人にとって普通で当たり前なことで、常識なのか、そんなお話です。

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食事編

外国人と接するときに気になるのが、日本の文化ともいえる独自な食生活を聞いてみたい、なんて思いますよね。

海外旅行に行くんだったら現地の食べ物って気になります。
僕だって何度日本の食事について聞いたり話題にしたのかわかりません。

~食べれますか?好きですか?

Can you eat ~? (~は食べれますか?)
Do you like ~?  (~は好きですか?)

食べれるか食べれないか、好きか嫌いか、よく話題になりますよね。
これは相手を思いやった上での質問かもしれません。

納豆や刺身(寿司)、生卵や魚卵系など、大丈夫かな?文化が違うから、食べれなかったりしたら迷惑かな?とか嫌いかな?とか思うわけです。

両親や友人も、もれなく聞いていました。

Can you eat natto,sushi,sasimi,raw egg? 
(納豆、寿司、刺身、生卵は食べれますか?)

お寿司や納豆巻きを用意しようとしていたのか、食べれないものだったら失礼だし、話題にもなるし、なんて思いますよね。

でもちょっと待って。

外国人にこの質問、結構ストレスらしいです。
食べれるか?と聞かれて、嫌いだけど食べることに対しては問題ない。ということが多いそうです。

ちょっと意味がわからないですよね。日本人のこの感覚がなかなか伝わりません。

食べれない場合は宗教上だったり、アレルギーだったりする場合、そういう時は食べれないと言うこともあるみたいですが、もう英語のニュアンスの問題です。

どういうことかというと

Can you eat ~?
(物理的に)~を食べることができるか?

ということになるらしく、それを咀嚼して食べて飲み込めますか?という感じに聞こえるそうです。

そんなこと聞かれたら嫌いでも食べることはできる、ということになるみたいです。

嫌いなものでもそれ以外はほとんどYESになるんです。日本人が思うような質問になってないことが多いです。

なんだかめちゃくちゃですが、これは結構な人に言われました。

なので食事のことを聞く際は
~は好きですか?
Do you like ~?

または自然に、~は食べますか?~は食べる習慣はありますか?の
Do you eat ~?

のほうがいいかもしれません。失礼というか、英語のニュアンスって難しいですよね。

納豆

納豆は日本の文化だー、って思いますよね。
これは海外の方にとって、好き嫌いははっきり分かれると思います。

外国人の方との会話の中で、話題にあがる日本の食べ物の一つです。

納豆は豆を発酵させた食べ物で、日本独自の食べ物というイメージもありますが、似たようなものは、日本以外にもあります。海外の現地でも作られて食されています。

日本=納豆って方も多いくらい有名な日本の食べ物ですが、その分、何度も質問され聞かれてうんざりしてるし、仮に納豆を食べる外国人だったらそれで外国人が納豆食べてるって驚かれたり、普通に食べるのにって思うみたいです。

例えば
Can you eat Natto?という質問。

納豆がアレルギーなのか、食べ方を知らないのか。という風に聞こえて馬鹿にされてるみたいだと思うそうです。

私達がマクドナルド食べる?って聞かれて、食べるよって言うと驚かれる感覚と同じかもしれません。

テリヤキバーガー大好きだし。ちなみに海外だとSamuraiバーガーになってるのは有名ですよね。

それにいきなり納豆たべれますか?

って普通の会話からしても、どうなのかなって思います。

せめて先ほどのDo you eat natto?

にしましょう。もしかしたら毎朝私達のように食べてるかもしれませんよ。

刺身(寿司)

お寿司も日本の文化ですよね。
でも海外は生食する文化があまりないので、これも聞きたい食事の一つかもしれませんが、納豆と同じく、有名すぎます。

ましてや日本だけかと思いきや、海外にお寿司屋さんなんてびっくりするくらいあります。

日本人のお寿司屋さんもあれば現地人やアジア人が経営してるお寿司屋さんもあったりします。

が、海外にあるお寿司は日本のお寿司とちょっと違う場合もあったりもします。
やはり巻物が多いです。太巻きです。

ただそれはそれとして刺身(お寿司)を食べれるか?

Can you eat sashimi(sushi)?

この質問も馬鹿にされてるように聞こえ失礼に思われることが多いそうです。

何度も言いますが、食べ物に関しての質問で、

~食べることができますか?Can you eat ~?

はかなりの失礼にあたるということです。

意外とあなたも知らずに聞いたこと。。。ありませんか?

日本に来て何度も納豆や生食に関して、質問をされることを考えると、共通点や話題を見つけるのもいいかもしれませんが、聞かれる側からすればストレスで失礼だと考えるらしいです。

すこし考えたい質問ですね。

~できますか?

この~できますか?
知らず知らずに聞いてること多いと思います。

先ほどの食べれますか?と同様で、お箸使えますか?だったり、日本語書けますか?だったり、正座できますか?など…。

やっぱりCan you ~?使いたいところですよね。
でもこれも同様に使い方には注意したいです。

聞かれた外国人は、自分が日本人ではなく、外国人だから出来ないと決めつけられたと思うそうです。

聞いた側からすれば、興味もあったり気遣いだったりしますが、これもそうは感じ取れない伝わりにくい質問です。

外国の方にこれらの質問をすると、日本人のほうが身体的に技術的に優れている。と捉えられてしまうみたいです。

そうでない方もいるかもしれませんが、日本に住んでいる外国人もそうでない場合も、このような出来ますか?系の質問は避けておいたほうが無難です。

というのも、本当に失礼と怒られたことが沢山あります。実際に外国の方に言われた言葉も交えて説明していきます。

正座

  • Can you SEIZA?

足にハンディキャップだったりあれば出来ないかもしれません。
そんな方にあえて聞きますか?聞きませんよね。
そうでなければ正座なんて誰でも出来ます。

ただそういう習慣があるかどうかは別。

これをあえて聞くことはどれだけ失礼に値するか、ということに気が付いてほしい。
と、怒られました。

お箸

  • Can you use Chopsticks?

”あなたはフォークとナイフやコーヒーカップの使い方知ってますか?”

えっ?バカにしてる?普通にステーキも食べるし、コーヒーもカップで飲むよ!

”あのね、それと一緒。”
らしいです。これ一番怒られました。

確かに文化は違えど、お箸の使い方がうまいか下手かは別として使う機会もあります。

ましてや日本に住んでるのであれば、食事をする機会があればお箸ですよね。

そんなこと聞いてどうする、外国人だからってバカにしてるとしか思えない、ですと。

決してそんなことはないのですが、聞かれた方は、そういう風に思う人が多いんだとか…。

でも自分で置き換えるとわかりますよね。マナーが出来る出来ないはまた別の問題。

日本語かけますか?

  • Can you write Japanese?

これも出来るだけ避けたい質問です。
たしかに【ひらがな、カタカナ、漢字】の三種類の文字、音読み訓読みの日本語は珍しいかもしれませんが。

書けるからなんだ、といった感じに聞こえるみたいです。

日本語を勉強してる方からすれば、日本語能力試験 JLPTというものがあり、1級ともなれば、学習する漢字の種類1235 字です。

一部抜粋:https://www.nihongo-pro.com/jp/kanji-pal/list/jlpt

これすごくないですか?
逆に日本人の僕でも書けない漢字だらけです。

ということはむしろあなたのほうが日本語かけるの?って聞かれてもおかしくない質問ですよね。

それにもし仮にあなたがアルファベット書ける?って外国人に聞かれたら…どう思うでしょうか?

英語、日本語について

日本人の私たちは、当然日本では日本語を使います。
外国人は何語を使うと思いますか?

  • 外国人=英語って思ってる人
  • 外国人=日本語喋れない

これ僕もそうでしたが、ずっとこうだと思ってました。

特に欧米系の見た目だと英語を喋れて当然だから英語で話しかける、自分って国際的!英語の勉強にもなるしーー

こんな風に思っていた時期もありました。
ただ見た目が外国人だからってみんなが英語を喋れるとは限らない。

それにそんな欧米の見た目で外国人の人が日本語喋るとびっくりしますよね。

ただそんな人日本には沢山います。

外国人=英語

もちろん英語は世界語かもしれませんが、実際に一番人口的に喋られてるのは中国語です。それはまた今度にしましょう。

海外の人からしたら他国からしたら日本人なのか韓国人なのか中国人なのか区別がつかない話のブログでもお話していましたが、英語圏外の人もたくさんいます。

ロシア語しか喋れないロシア語圏内の人、ロシア、カザフスタン、キルギス、ベラルーシの国の人
ポルトガル語しか喋れないポルトガル語圏内の人、ブラジル、カーボベルデ、ギニアビサウ、赤道ギニア、モザンビーク、ポルトガルの国の人

英語圏外でも話せないこともないかもしれません、でもだからといってむやみやたらに英語でいいかと言うとそうでもありません。

外国人=英語という方程式は成り立たないわけですね。

なぜ私が(俺が)英語を喋らなきゃいけないだ、って思う人だったいると思います。

仮に日本人も他の国に行けば外国人です。
外国でニーハオなんて話しかけられたら、えっ?ってなりますよね。

それに日本に定住している外国人の方は日本語を話したい方もいます。
自分が英語学習していれば、当然外国人と英語を喋りたいのと同じですね。

みんながみんな英語が母国語ではないので話しかける際は注意したいところですね。

それが失礼に当たることも多いみたいですよ。

外国人=日本語喋れない

先ほどの続きではないですが、見た目が外国人だからといって日本語を喋れないと決めつけられるパターン。

これ、僕が外国の友人と食事に行く時によく起こることなのですが、友人がレストランで日本語で注文した後、なぜか僕に返答や確認をされます。

外国人だからといってわからないと判断したんでしょうけど、これは大分失礼だと思いませんか?

見た目の先入観で喋れないという判断をしてる人が多すぎるような気がします。

また日本語が話せる外国人に”日本語上手ですね!”

という誉め言葉、これもなかなか失礼だとよく聞きます。

こっちは褒めてるのに!!なんて思います。

でも僕が海外で英語で喋っててわざわざ、あなたの英語上手ですねっていう人なんていません。僕の英語力の問題もあるかもしれませんが…(笑)

ただ、多国籍の国では見た目でその人の言語を判断したりはしません。いろんな民族や国の人が住んでいる国では、見た目だけでは何語か判断ができないからです。

そういう意味で上手と褒められていても、ネイティブより劣っていると捉えてしまうのかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?
意外とあなたも知らずに外国の方に失礼な言動していたこと、ありませんでしたか?

日本という国柄、外国人が珍しいなんてことも多いと思いますが、ひとつ気を付けるだけで全然変わります。

それに失礼だとか、何も感じない外国の方もいるとは思いますが、不快な思いだったり失礼だなって内心思ってる人のほうが多いかもしれません。
実際よく聞いていたので。。。

ただ個人的に思うことは、日本にいるなら日本人には日本語使え、と思うこともあります、ここは日本だとどっちが失礼なんだと…。

日本人は外国人に優しい国なのかもしれません、おもてなしや思いやりの心だったり、あえて相手に合わせて頑張って英語で喋る人、多いですよね、ただそれが実際は失礼だとか言われて裏目に出ちゃってるのかな、なんて思います。

言語と文化の壁はなかなか越えられないですが、お互いの気持ちの使い方次第ですよね。

せっかく、相手を思いやる心も知らずに失礼よりも、こちら側が知っていれば、またひとつ優しくできますよね。

ひとまずCan you~?系の質問は失礼になるかもしれないコトが多いので、注意してくださいね、というお話でした。

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コメント

  • とても響きます!
    昨日初めてのバス定期券買う時に、「日本語書けますか」と聞かれ…本当にショックでした。
    さらに自分はすでに日本に来て10年目で、【そんなに日本語下手くそですか】って思わず思います。
    思いやりと思ってる行動は、とても傷付きます…

    by Rei €2019年8月23日 8:58 AM

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美容師

サイト運営者:さとろん

こんにちわ。さとろんです。
福岡出身、2016まで東京で10年以上美容師。 オーストラリア→ドイツでのワーホリを経てアジア、ヨーロッパ諸国を中心にバックパッカーを経験。そして国際結婚二回目になるバツイチおじさんです。
現在旅から帰還し美容とは全く関係ない越境ECの仕事で培ってきた英語(おそらく中の下くらい)を生かしつつ、フリーの美容師としても活躍中、少しでも経験が誰かの役に立てばと思いブログを運営しています。 

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