2023/03/31
どうも、こんにちわ!さとろん(@satoron01)です。
日本にいながら海外求人なんて見てるあなた。海外で仕事なんてなかなか難しそうだなとか、いざ海外で働くとなると、語学力ってどれくらい必要なの?とか、実際喋れない状態でいったらどうなの?と疑問に思いませんか?
今回は私の経験の元にメインはオーストラリアになりますがそのほかにドイツやヨーロッパ、アジア諸国での話ですが、どこの国でも共通することもありますので参考にしていただければと思います。
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渡航当時の語学力は?
当然僕はこんな感じ
英語初心者が実際にワーホリに行ったら英語力はどれくらい上がったのかの話
語学力はほぼゼロ、しいて言うならレベル3(ネイティブ幼児レベル)サザエさんでいうイクラちゃん状態
『Hi,Thank you,Hello』程度しか言えませんでした。こんな状態で今思えばよく渡航したなーと思います。
実際には英語力皆無の僕でもオーストラリアでは働けるところは結構ありました。
といっても言葉を使わない職種に限ります。いろいろ募集されていて、ジャパニーズレストランのキッチンハンドやホステルの清掃員はメジャーな仕事ではないでしょうか。またオーストラリアだとワーホリビザの延長システムがあり、その都合で政府公認のピッキングの仕事(ファームステイ)なども英語必要なしでできるところも多かった印象です。実際には生活の中で英語が必要になってくるとは思いますが、、、
でも語学力がないということは外国人労働者にとってかなり労働条件を限定するものにもなったりします。それはこのあとに説明しますね。
ぶっちゃけお給料はいくら?
語学力×仕事力×ビザ=お給料
これがほとんどです。
基本的に喋れないとなると、働ける場所が言葉を発さなくてもいい仕事、または日本語環境のところに限定されます。
そして最低賃金と呼ばれるもので働けるとも限らなかったりもします。
実際にオーストラリアは、地域にもよりますが、現地のローカルな環境の職場(現地人のみの職場)の時給が$15~20だったとすると、日本語環境や語学関係職種の時給は$8~というところが多いです。
また週末や土日はダブルペイといってお給料が倍になる制度がありますが、当然これもローカルなところだけ適用で、それ以外はなかったりするのも現実、お給料(賃金)としてここまで大きく差がひらいてしまいます。
就職環境とは?
そんな選ばなきゃなんでもあるんでしょ?って思うかもしれませんが、実際はこの失業率…
正直そんな変わらない、 というか2010年以降はオーストラリアのほうが失業率が高い…
そうなると現地人も失業してるのに、言語面やビザだったりでハンデを背負っている日本人労働者のほうが仕事を見つけるのが大変だったりもします。
日本では簡単にバイトや仕事が見つかった人でも海外ではそう簡単にもいきません。
日本の企業から海外赴任なんてパターンが一番いいかもしれないですが、そんなチャンスあるのかないのか、待っていれば気が付けばもう結婚したりそんなことできない年に…
語学力ってどのくらい必要?
英語ができない=仕事がない。
というわけでもなく、英語を喋れなくても働ける環境は、日本食レストラン、ハウスクリーニング、ベビーシッター、ファームワーク、ピッキングなどいろいろとあります。
しかしいろんな方がいってる通り、そういうところは給料が安いです。
お給料面だったり待遇を気にしないって方も、実際目の当たりにすれば多少なりともいいところで働きたいと思うのが当然だと思います。
現地語が喋れないほど、ネックなことはないです。
先ほどもいい記述しましたが、時給が$5違うだけでも全然違います。
しかも海外で働いてるのに英語環境じゃないって…なんのために海外で働いてるのかわからなくなってきます。正直働くだけで英語も身につかないなら意味もないですよね、、、何のためなんだって頭がおかしくなりそうでした。
現地のローカルなお店の時給$15~20
語学力の不要日本食レストランだと時給$8
そんなのローカルなほうが絶対いいじゃんって思いますが、そこがまず語学力の壁ですよね。
それだけのお給料がほしければ最低限喋れるようになりましょう、ということです。日本のコンビニで働く外国の方もそつなく日本語をしゃべってるのを見たり聞いたりすると、あの程度を英語でこなさないといけないということです、ハードルたけぇと思いますよね。はい、彼らはすごい努力してるんですよ。
そして実際にローカルな環境で働けば現地人と張り合うことになります。
仕事においてどこで張り合うの?ってなれば技術レベルかもしれません。レストランだったらサービスの良し悪しでチップがあったりなかったり、日本人は繊細な仕事をするからっていわれていますが、我々は海外に行けば外国人、外国人労働者ということを忘れてはいけません。
結構足元みられます。
やはり一番は語学力、ヒアリングミスでのオーダーミスなんてもっての他。意志の疎通はもちろん、仕事レベル、はたまたビザの種類。フラットな状態でまず不利なことは一目瞭然です。
最低限現地の言葉が喋れるようにというのは日常会話ができるレベルまで行ければそういったローカルな環境でも働ける可能性はでてきますが、風当りはまだ強いです。
そもそも英語が喋れないなら賃金の交渉や最初の面接の時点で乗り切ることができないのがほとんどだと思います。
無謀にもいろいろ面接もいった経験もあります(現地のカフェや美容院やアップルストアw)が、現地の言葉が喋れないと、ことごとく落とされます。
ちゃんと面接はしてくれたのがありがたいです。
そして仕事が決まらないと、とりあえずなんでもいいから仕事をしないと!!という状態になりがちです。
そうなると現地人に張り合うことよりも、安くても語学関係なく継続的に安定している仕事のほうが優先的になります。
ただ最初はそれでもいいと思いますが、そんな時思うんです。
なんで来る前にしっかり勉強してこなかったんだろうって…。
行ってから思っても遅いのでやはりできるうちから言語学習に励みましょう。語学は裏切らないです。
ちなみにいい例ですが、僕は語学力ゼロ 当時の彼女はドイツ人、英語は当然ネイティブ並
もちろん彼女はローカルな場所で就職し土日週末はダブルペイなんて普通、
時給$20→$40になるのなんて当たり前でした。
そんなとき僕は美容室で働けてましたが日給$50、差は歴然ですよね。
男としてのプライドが、、、なんて当時思っていましたが、喋れないんじゃしょうがないですよね。
だからといってローカルな環境で、日本人が働けないわけではなく、労働者の権利意識の高いオーストラリアならではですが、しっかり自分のお給料のことも交渉できて、自分で意見や提案ができること
【自己主張のスペックがモノを言う】
ほんとコレです。
ちょっと言い方きついかもしれませんが、ローカルなところで働けたとしても、ただ言われたことしていて、お給料をもらえるの待ってるだけ、これだと週末も気が付けばダブルペイにはならず普通の時給のままです。
交渉もしないなら、何もこの人はいらないってみなされて、昇給もそのうち、なんて思っていては一生あがりません。
言ってこないからそのままでいいだろ、的な。 実力主義だなーと思います。その分ビックマウス(おおげさ)なこという人だって沢山いますが言い過ぎも禁物です。
ちなみに僕はこの日給$50からなかなか言い出せずに抜け出せないでいました…。
語学力に関しては正直ゼロでも働くことは可能、でももし余裕があるのなら賃金の交渉や最初の面接を軽くクリアできるくらいの日常会話レベルができるくらいまで持っていけてると安心です、
俺はそんなものは現地で頑張るんだ!って方は飛び込みもいいかと思います、何事も大事なのは経験ですよね。
大事なのって意見と行動なんだってさ
僕はオーストラリアのパースのローカル美容室でなんとか働くことができていました。
(ここから思い出話になります)一人の現地人美容師が採用されました。
男性で年齢は当時の自分よりたぶん若め(当時26歳)。
面接もセット面で行われていたため、話も丸聞こえ(このへんもオージーだなーって感じ)
結構でかいこといってました。
前の美容室で売り上げがいくらだった(結構すごい額)とか人気者で行列ができたーコンテストで一位でなんたらかんたら…
自分がここで働けたらこれだけの利益を与えます、的な(後から思えばこれ結構大事なフレーズらしい。)
自慢ばっかりって思うかもしれませんが、これが大事、自分でしっかり自分のアピールができる。
これができないなら相手はなにも情報をしらないので査定しようがないんですね。
日本人の謙虚さなんて捨ててしまえって感じです。
ただ、、、この人、実際にそれで働くことになったのですが。
まじでへたくそ、カットも1時間以上かかるし、むしろ出来ないっていったほうがいいレベル、なにそれ?みたいな感じです。
途中で何回カット交代したかわかりません。カットの交代なんて初めてでしたが、ここで慣れた気もします。
ただめちゃくちゃいい子。
ビックマウスになりすぎるのは問題だけど、お給料は僕の倍でした。
因みに僕は英語も全く喋れなかったのにここで働けたことがまず奇跡だったのですが、先ほども言った通り驚異の日給$50という賃金で働いていました。朝10時~夕方5、6時
うーん。今でいう4000円くらい?でした。
それからその男性(ビリーといいます。)がいろいろと教えてくれました。
賃金の交渉はしないと何も変わらないこと、ボスへの伝え方、チップも混みも大事なお給料、等
最初は英語も喋れないし、働けるだけましかなーなんて思ってやっていました。
ただそれからいろいろ教わって交渉し、
お給料が日給$50→$120に増えました!
ビリーありがとう。 倍以上やん、さらにチップのねだり方も教わりお給料的にびっくりするくらいは稼げていたのを覚えています。
話は変わりますが、ちなみにオーストラリアの男性の美容師のゲイ率は80%(完全主観ですが)
なので結構な確率で間違われます。 そもそも髪長い系男子(毛先あそばせ系)は100%ゲイって思われます。
みんな大体刈り上げなので。なので僕ももれなく間違われるわけです。
そうなるとカットの値段も男子$25 女性$50 と値段も違います。
欧米諸国だと結構男性女性と値段設定が違う美容院も多いのでなんとなく納得ですが。。。
そんな時、お客さん(メンズ)に誘われて、バーに行きました。
俺もこれで現地人の仲間入りだぜーって思って、レインボーマークの素敵なバー&ラウンジっぽい感じのところに連れていかれました。
入口でIDチェックをされドレスコードも結構厳しいところで、服装もチェックされ中へ入り、とりあえずビール。
バーというよりかはクラブみたいな感じで大きな音楽に薄ぐらい店内にミラーボールやらレーザーやら。
もうお気づきの方はいるとは思いますが。
そこはゲイクラブ。
薄暗くそこらじゅうでキスしまくりお尻もみまくり。(男性同士)
やばい、僕(身長175:体重65)ではお客さん(190:90推測)にはどう考えても対抗できない。
もうこれはあきらめるしかないのか、でもヒゲがあるから痛いはず、いやそんなことよりも抵抗できるのか?
むしろ断る選択肢とかあるのか、否!
やられてしまう!
(もう頭の中は女子の気持ち)
あぁーこういう気持ちなのか。
来てしまった、俺は事前に相手も場所も調べもせずに現地の仲間入りしたとか勘違いしたんだ。
当時ワーホリ二か月目
もう死にたい、なんて考えてました。
そんな時
『Hey!! Whats UP Satty!!』
(現地ではなぜかサティと呼ばれていました) 振り向くとビリーです。
よくここには遊びに来るんだっていっていましたが、あとから聞いたら、話は聞いていて心配で連いてきていたみたいです。
なんていいやつなんだ。
僕らの輪に入って丁寧な感じで通訳兼説明をしてくれてました。
それからみんなで楽しく飲んで何もされずに帰宅しました。
今となってはそんな楽しい思い出ですが話がだいぶ話が反れました。
語学力と賃金交渉のため、コミュニケーションのためにとにかく大事です。
男性美容師の場合は僕みたいなことにもなりかねません(笑)
あとは技術職は何事もどこでも有利です^^※後記述
話好き
オーストラリア人は、話好きな気がします。
結構な確率で話しかけられます。
現地の人がいっていましたが、オーストラリアは広大な大地にたいしての人口はこんだけすくないんだぜ。
そりゃ人に会えば話くらいしたいだろって
オーストラリア人口と面積 24,243,600人(53位) 7,692,024km²(6位)
日本の人口と面積 127,094,745人(10位) 378,000 km²(62位)
引用:wikipedia
数字で見るとややこしいですが、日本はオーストラリアの約20分の1くらいの大きさでありながらオーストラリアの5倍もの人口のある国。
小さくて人の多い国、それが日本です。人口密度は337人/km2。
それに対してオーストラリアはどういう国かというと、日本の20倍以上の土地の広さを有しておりながら、人口は日本の5分の1.つまり広くて人が少ない国なのです。人口密度は2.8人/km2
納得できます。
そうなるといくら日本語がいらない日本食レストランでもオーダーをとったりだとか運んだ際に必要なこと以外にも世間話やいろいろと話しかけられることもよくあります。
『今日は奥さんの誕生日なんだー、これから一緒にでかけるんだ』とか
そこで無視なんてできないですよね。
本来はそこで日本とオーストラリアの文化と言語にに精通している人が接客するのが望ましいんじゃないかなーなんて思います。
ただレストランで働いていてもキッチンの仕事に入ると、ほんと日本人の日本語だらけなので英語なんてしゃべる機会は皆無です。
なので喋れなくてもその分、妥協しないといけない部分がたくさん出てきます。賃金だったり労働時間だったり場所だったり環境だったり、様々です。
語学ができないということはそれだけ自分で選択肢も狭めていることになりますが、とりあえず行けばなんとかなる精神でもいけないことはないです。(僕もそうでしたし…)
ただ日本食レストランっていっても全部が日本人が経営しているとも限りません。
日本人が経営していない日本食レストランもびっくりするほど沢山ありメニューも不思議です。
揚げ寿司があったのはびっくりしました、そこは台湾の方がオーナーでした。
なんだか不思議な感じですが、日本でも中国人がやってない中華料理屋、イタリア人がやってないイタリアン、インド人がやってないインドカレーレストランなんて山ほどありますしそれと同じですね。
日本食はヘルシーだってイメージもあるみたいですし人気がでることはうれしいことですよね。
技術系仕事
手に職っていいですねーー
- 美容師
- 調理師
- 看護師
- 整備士
このあたりの日本の資格をもっていて実務経験があるかただと現地でも当然働きやすいですし、なにより就職もしやすいです。
僕も美容室に面接にいった際に美容師免許の提出も言われましたが、そこのボスがいったのは免許よりも大事なのはテクニックだと、でも結局美容師免許も必要なんですが。。。
仕事レベルが全くの未経験だと、海外でさらに技術系の仕事は難しいのは当然なんですが、ある程度英語ができなくても技術面でフォローできます。
ただ会話が全く必要ないかっていうとそうでもない…スタッフ同士でも会話もありますし業務連絡もあると思います。
美容室にいって無言で切られたら困りますよね。
なので英語はできなくっても技術系の仕事は比較的、普通の仕事よりも需要がある分、見つけやすいですが、カルチャーショックでびっくりすることや、はたまた全くわけのわからないこともさせられることも多々あります。それも経験として面白いと思いますが。
美容室の場合は比較的同じかなと思いきや、お店によってもやり方も違いますが、ブリーチしてる人の数がびっくりしました。女性の金髪の方は大体染めてるっていうのが衝撃でした。大体カラーでやる人の8割がブリーチです。
なのでブリーチの施術はうまくなりました^^
ビザの種類
ビザの種類によっては働けるビザ、働けないビザっていうのがあり、それにより仕事がさらに制限されることも多いです。
英語が出来なくてビザに制限があるビザだと、雇ってもらえるところはコネでもない限り皆無です。
観光ビザ…基本的に短期滞在用のビザで一か月~半年程度(国によって異なる)働けません
学生ビザ…語学学校に通うためのビザ、通っている限り期間は有効、既定の時間以上は働けない
ワーホリビザ…約1年滞在もでき、規定時間がないかわりに同じところでは半年間しか働けません
就労ビザ…働くためのビザ、このビザを目指して滞在してる人も多いです。働く制限がなく、滞在も可能。
婚姻ビザ…現地人パートナーからもらえるビザ、結婚している間は滞在、就労可能、制限なし
永住権…長年の努力と滞在をへてこの権利をとる方が多いです。名の通り永住できる権利。
ザックリいうとこの順番で優先されます。英語が喋れなくて観光ビザだとどこも働けません。そもそも観光で働くのは禁止なのですが…
黄色のところだと、期間の制限や働く労働時間の制限、はたまた観光ビザだと観光用なので働くことが許されません。
こういったのもあると実際に働くとなるとビザの種類で選別されることも多々あります。
まとめ
以上のことから海外での仕事は 語学力×仕事力×ビザ=お給料 は絶対です。
働けないことはないけれども、現地の言葉が喋れないとそれだけ不利だということもあり、働ける場所も制限されます。
よく日本人だから日本語教師になんて安直な考え僕もしましたが言語を教える難しさを知らないからっていうのもあります。こんな記事も参考になると思います。
初心者が英語を勉強するなら英語圏外の人に英語を教えてもらう一つの理由①
また資格や経験はなんにしてもあったほうがいいです。資格の複写だったり、何かの賞をとったことがあったらその複写、すべて記録して自慢の材料にしたほうがいいです。レジュメ(履歴書に書き込むため) 調理系や美容系などの技術系の仕事の経験がある人は特に有利です。
時にはビックマウスになることも大事だったりもします。自己主張が強すぎるくらいがちょうどいいのかもしれません。
また日本では当たり前のことが当たり前じゃなかったり、雑だなーって思ったりすることも多いです。
日本人は仕事熱心だね、なんてよく言われます。英語が喋れない分なにかしないとって思っていろいろやっていました。
海外で働いて、お給料が安いからって、バイト漬けの大学生のような生活になってしまっては、何のために海外で働いてるのかわかりませんよね。
こんなのもあります。
でもそれで自分なりの楽しい働き方が見つかればいいですね。
僕自身英語ができなくても海外では働けましたし、楽しかったです。
が、やはり感じたのは語学力、と意見をいえる気持ちが大事だなと感じました。
日本食レストランでキッチンでひたすら寿司巻いてる時もありました。働ける環境があるのはいいことですが、こんなに差があるのかと実感しました。
選択肢はもちろん広いほうが絶対的にいいです、実際に僕は現地語(英語)ができなくても十分に働けましたが、
時給$8と$20
あなたなら同じ時間同じ国で働くならどっちがいいですか?
こんな記事も参考になればと思います。
https://satoron.com/english-stady-service https://satoron.com/english-stady-2
またワーホリにいくならオーストラリアがおすすめで。その理由はこちら